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借金パパです。このブログを書いている本人の話を、正直に書きます。
私の借金は、最大で1500万円ありました。それを2年で完済しました。
そして始まりは、生活費でも、遊びでもありませんでした。税金でした。
順調だったはずが、一気に崩れた
事業をやっていて、うまくいっていました。お金も回っていたし、この先も大丈夫だと思っていました。
そこに投機で負けが込みました。手元の現金が減っていきました。
それでもまだ「事業があるから」と思っていたところに——税金の請求が来ました。800万円でした。
税金の恐ろしさは「時間差」にある
ここを、同じ立場の人にどうしても伝えたい。
税金は、儲かった年の分が、翌年に請求されます。
つまり請求が来るのは「稼いだ時」ではなく「稼いだ後」。手元にお金が残っていない時期に、絶好調だった年の分の請求書が届くのです。事業をやっている人が落ちる穴は、だいたいここです。
しかも税金には、他の支払いにない怖さがあります。
- 自己破産しても消えません(非免責債権といいます)
- 延滞すると延滞税がつきます
- 裁判を経ずに差押えができます——銀行口座も、売掛金も
税金だけは、逃げませんでした
800万円を一括では払えませんでした。それでも私は、税務署に相談して分納にしてもらい、払い始めました。
ここは、今でも「やってよかった」と思っています。
税金の滞納だけは、絶対に作ってはいけません。放置すれば延滞税がつき、ある日いきなり口座を差し押さえられます。事業をやっている人なら、売掛金を押さえられた時点で終わりです。
「払えません」と窓口に言いに行くのは怖い。私も怖かった。でも相談に来た人には、税務署はちゃんと道を用意してくれます。分納、納税の猶予——制度はあります。使わない理由がありません。
ただ、その分納の支払いを続けるために、私は生まれて初めて借金をしました。そこからが本当の始まりでした。
そこから1500万円まで膨らんだ
一度借りると、止まりませんでした。
返すために借りる。その返済のためにまた借りる。事業の資金繰りも回らなくなる。気づけば1500万円になっていました。
数字を書くのは今でも嫌です。でも隠しても意味がないので書きます。1500万円です。
一番きつかった時期のこと
ここは、正直に書きます。
あの頃、「死にたい」と思っていました。
夜になると数字のことばかり考えて、眠れない。朝が来るのが怖い。誰にも言えない。そういう時期が、確かにありました。
ただ、不思議なもので、同じ頭の中に、もう一つの考えも住んでいました。
「事業でもっと稼いで、返す」
沈みながら、それでも前を向こうとしていた。今振り返ると、この正反対の二つが、同時に自分の中にありました。
だから、もし今あなたが同じことを考えているなら——そう思ってしまうこと自体は、おかしくありません。弱いからでもありません。それだけの重さを、一人で背負っているというだけです。
ただ、一人で抱えないでください。話を聞いてくれる場所を、この記事の最後に載せておきます。無料で、名前も言わなくていいところです。
結論から言うと、事業を大きくして返しました
私は債務整理をしていません。事業を大きくして、2年で返しました。
1500万円を2年。単純に割ると月60万円以上を返済に回した計算になります。生活を切り詰めるだけでは、絶対に届かない数字です。
だから私が選んだのは「家計を削る」ではなく「事業を立て直す」でした。節約の方向だけを見ていたら、今も返し終わっていなかったと思います。
やったことは、たった3つです
意外に思われるかもしれませんが、新規開拓はほとんどしていません。手元にあるものを見直しただけです。
- 赤字・採算の取れない取引を切った
これが一番効きました。売上は減っても、利益は増えます。「仕事を減らす」のは怖いですが、働くほど赤字が増える仕事を抱えている限り、いくら忙しくしても返済原資は生まれません。数字を並べて、赤字のものから順に手放しました。 - 既存の取引先に値上げ交渉をした
一番勇気がいりました。断られて切られるのが怖かった。でも、長く付き合っている先ほど、きちんと理由を説明すれば話を聞いてくれました。値上げは新規契約を1件取るより早く、確実に利益になります。 - 既存の仕事を広げた
今ある取引先の中で、まだできることを増やしました。新規のお客さんを一から探すより、すでに信頼のある相手の方が話が早いのです。
まとめると、「損している仕事をやめて、儲かっている仕事の単価と量を上げる」——これだけです。
追い詰められると、人は「もっと仕事を取らなきゃ」と考えます。私もそうでした。でも実際に効いたのは逆で、抱えているものを冷静に見直すことでした。
ここは正直に書いておきます。この方法は、誰にでも勧められるものではありません。
事業という手段が手元にあったから選べた道です。会社員の方や、立て直す体力が残っていない方に「同じようにしろ」とは言えません。
それでも、これだけは言えます。
1500万円でも、2年で終わりました。終わりではありませんでした。
同じ場所にいる人へ、伝えたいこと
1. 税金は、必ず窓口に相談してください
私が唯一きちんとやったことです。分納にしてもらい、滞納は作りませんでした。
税金から逃げると、後で必ず追いつかれます。自己破産でも消えず、差押えも速い。払えないなら、払えないと言いに行く——これだけは、経験者として強く言いたいです。
2. 「返すために借りる」が始まったら、赤信号です
私はここで止まれませんでした。返済のための借入が始まったら、それは資金繰りではなく崩壊の始まりです。その時点で誰かに相談してください。
3. 返す道は、一つではありません
私は稼いで返しました。でもそれは私にたまたま事業があったからです。
収入を増やして返す道もあれば、債務整理という制度で、借金そのものを法的に減らす道もあります。どちらが正しいかではなく、その人の状況でどちらが現実的かです。
大事なのは、一人で抱えないこと。それだけです。
最後に
もしあなたが今、数字を見るのが怖くて、夜眠れなくて、誰にも言えずにいるなら——
1500万円あった人間が、こうして普通に文章を書いています。
状況は違うでしょうし、簡単だとも言いません。でも「もう終わりだ」と思っているなら、それは違います。私もそう思っていました。そして違いました。
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